micro ATXマザーボード ASRock Q1900M \10360

 タブレット端末で使われているAtomシリーズのデスクトップ版、Bay trail-D。消費電力が少なくてそれなりのパワーを持っているらしい。試したくなったのでCeleron J1900(クアッドコア)が載っているこのマザーを買ってみた。
 Baytrail-Dのマザーボードmini-ITXのものがほとんどだ。あえてmicro ATXのこの商品を選んだ理由は、まずデスクトップ用のメモリーが使えること。さらに最大メモリ容量がASRockのだけ16GBだったからだ。ほとんどのBaytrail-DマザーではCPUの周囲にメモリスロットが2本、L字型に配置されている。そのせいでmini-ITXサイズではSO-DIMMしか収まらないのかもしれない。最大メモリ容量に関してはメモリコントローラーの制限があるのかないのか詳しくは分からないのだが、他社の製品が8GB止まりの中なぜかASRock製は16GB。転用する予定のないSO-DIMMを16GBも買うのは抵抗があるが、デスクトップ用ならまったく問題なし。そのためあえてmicro ATX版を購入となった。
 さて、今までCeleron 847でUbuntu 13.10をインストールして使っていたSSDをそのまま繋ぎ変えて使ってみたところ、たしかにwebの閲覧程度の負荷ではストレスなくスイスイ動く。847ではもっさりした感じがあったが、コアあたりの処理能力が上がっている上にコアの数も2個から4個に増えている。まあ順当な性能アップと言っていいだろう。
 今後はFreeNASを導入してファイルサーバーとして使っていく予定だ…と思いきや、freenasではkernel panicが出て起動しない。すでにFreeNASのフォーラムで報告がされているのとBaytrail-M NUC(DN2820FYKH)でFreeBSDが起動しなかった話 - syuu1228's blogこちらのブログでも対策などが紹介されているのでもう少し待っていたら修正されるだろう。

第326回 Celeron J1900で省エネPC生活:Ubuntu Weekly Recipe|gihyo.jp … 技術評論社