FreeNASを試してみた

 PCの自作をやっているとついついパーツが一台分余ってしまったりするものだ。そこでLinuxをインストールしたりしてNASを作るのが数年前からはやりなのだがコマンド入力作業がけっこう苦痛だったりしたものだ(別にoshikojiは構わないんだけど)。
 同じことを考える人が海外にもいたようで、日本でもちょっと前から注目されてきているディストリビューションがFreeNASである。こいつはFreeBSDNAS機能を実装し、WebUI(ウェブインターフェイス)を被せて手軽に操作できるようにしたものだ。機能としてはソフトウェアRAIDRAID 0,1,5に対応)、CIFS(Windowsのファイル共有。いわゆるSamba)、Apple Filing Protocol(Macのファイル共有)、FTPrsyncサーバーなどに対応している。そのほかUPnPに対応しているのも面白そうなところだ。
 今日はこのFreeNASをVMWare上で試してみた。ダウンロードしてきたイメージファイルを仮想CD-ROMドライブにマウントして仮想ハードディスク4台の構成で起動。まずはハードディスク3台でRAID 5を組んでみた。初めはWebUIの操作にとまどったがすぐに慣れた。要するにDisks:Managementメニューから利用したいハードディスクを選び、File systemをSoftware RAIDにする。そのあとDisks:Software RAID:Manage RAIDメニューからRAIDのタイプを選び、できあがったボリュームをフォーマットして最後にDisks:Mount pointメニューでどこにマウントするかを設定すればできあがりだ。…と、あっさり書いてしまったがLinuxFreeBSDソフトウェアRAIDを構成した経験がないとちょっとわかりづらいかもしれない。