昨日買ってきた500GBのハードディスクをUSB外付けケースに入れてグラタンに繋ぎ、rsyncコマンドでバックアップを始めた。やはりフルバックアップだけあって時間がかかるようなので放っておいて出かけて帰ってきてみるとSSHが切断されていた。再び接続しようとするもグラタン応答せず。またかよ!
怒りを覚えたと同時にもっと効率のよい方法を思いついたのでそちらでいくことにした。すなわち、500GBにグラタンのシステムを新規インストールしてから以前グラタンに入っていたハードディスクをUSB接続し、ここから必要なファイルのみコピーし直せばいいのだ。
そうと決まったら早速作業開始。グラタンの分解が難しいことは既に知っていたが、上蓋を引っ張ってみると案外簡単に取れそうだったのでぐいぐいと力を入れていたらバキッ!という音とともに3本ある固定ツメのうち2本が折れた(勝率3割3分…低すぎです)。次に500GBをインストール用マシンに接続し必要なファイルを展開。もちろんDebianモードだ。その後どうやってセットアップを続行するか忘れてしまった。オンラインマニュアルにはDebianモードではシリアルコンソールキットを使ったログインが必要な旨書かれているが、うまくやればなくてもできたはずである。ふふふ、このようなときのために以前の日記に書き残してあるのだよ。しかし読んでみるといまいちわかりづらいし、外部リンクは移動しているのでまた書き直しておくことにする。参考にしたのは前回と同じく、http://web.sfc.keio.ac.jp/~shokai/archives/2006/03/glantank_setup.html。
- 5月10日の日記の3まで進め、グラタン後部の電源スイッチで電源を切る。
- ハードディスクを「インストール用マシン」に繋ぎ、「インストール用CD」から起動。
- 「インストールするハードディスクを選択してください」の画面が出るまで進め、ハードディスクの名前をメモしておく。今回はhdaになったと仮定しよう。
- ここで選択せずに、CTRL+Cを押す。インストーラが終了され、黒地に#の画面になる。
- 設定ファイルを修正し、telnetでログインできるように変更する。設定ファイルはハードディスクの第3パーティションに入っているのでmount -t ext3 /dev/hda3 /mntと入力しパーティションをマウントする。
- /mnt/etc/securettyを編集しtelnetを有効にする。
# for telnet pts/0
みたいな感じで追記。
- /mnt/etc/hostsを自分のネットワークに合わせて編集。
127.0.0.1 localhost.localdomain localhost 192.168.100.101 glantank
まあこんな感じ。
- /mnt/etc/hostnameにグラタンのネットワーク上の名前を記入。この例だと
glantank
となる。
- 名前が引けるようにvi /mnt/etc/resolv.confも編集。この例ではネームサーバー兼外部へのゲートウェイサーバーは192.168.100.1にする
nameserver 192.168.100.1
- 固定IPアドレスを割り振るために/mnt/etc/network/interfacesも編集する。
iface eth0 inet static address 192.168.100.101 netmask 255.255.255.0 network 192.168.100.0 broadcast 192.168.100.255 gateway 192.168.100.1
- ハードディスクをsyncしてインストール用マシンの電源を切る
- グラタンにハードディスクを繋ぎ、telnetできるか試してみる。アカウントはrootで、パスワードは設定されていないのでうまくログインできたらすぐに変更しておこう。