蹉跌

 Promise FastTrak S150 SX4RAID 5ボリュームを作成し、そこにWindows XPをインストール。
 オンボード(マザーボードにはじめからついている)IDEコネクタにハードディスクをつないだ場合は何もしなくてもいいのだが、後からATAカードやRAIDカードを増設し、それにつないだハードディスクにWindowsをインストールする場合はちょっとした手順が必要になるのだ。
 それは、WindowsのCD-ROMから起動して、インストーラが立ち上がる間に「f6キー」を押さないといけないということ。これをした上でフロッピーに収められたATAカードやRAIDカードのドライバを読み込ませないとインストーラがハードディスクを発見してくれないのだ。
 まあそんなことは百戦錬磨のoshikojiならとうの昔にマスターしている。友人はここでつまづいて出張インストールさせられる羽目になった。ちなみにoshikojiの出張サポートは1分1万円、それだけの価値はある仕事をしているから高くない。
 …ええと、何の話だったかな。ああ、f6キーね。普段のごとくf6キーを連打、あらかじめ他のマシンで作っておいたドライバフロッピーを読ませようとしたが、画面にドライバが表示されないのである。うーん、フロッピーの作り方がまずかったかなとディレクトリ構成やファイル名の大文字小文字を変えてみたり(基本的にはDOSだから大文字小文字は区別されないはずなのだが、念のため)、他のATAカードのドライバフロッピーを覗いてみたり、挙句にTXTSETUP.OEMとかいうファイルをテキストエディタで開いてみたり、日曜、月曜とトライするもまったく進歩なし。いろいろ試したが歯が立たなかった(こういうときにパソコンが複数あると便利ダヨネー)。
 ここにきてやけくそでRAIDカードのBIOSのバージョンを上げてみようと思いついた。BIOSを上げるには普通DOSのフロッピーから立ち上げるのが常道で、そのために起動できるDOSのフロッピーをoshikojiは備えている(ちなみにWindows 2000以降のWindowsでこのディスクを作るのは結構面倒くさかったはずだ)。これをFDDに突っ込んでリセット、なぜか立ち上がらない。FDDを交換してみてもやっぱりダメ。どうやらこれはディスクやドライブの故障ではなさそうだと思いFDDのケーブルを交換してみると一発で読み込みに成功した。今まで使っていたケーブルをよく見たが特に断線などは見つからなかったのだがなあ。
 というわけで

今日の教訓:たまにはケーブルも疑ってみましょう