Visualize X550には3つのUSB機器を内蔵しているのだが、内蔵用USBポートが3つもついているUSBカードなどない。しかもすべて接続はピン方式だ。
そこでUSBカードを改造して外付け用のポートを剥ぎ取り、ピンを植え付けた（もちろんはんだ付け）。
まずピン方式というのを説明すると、USBのコネクタを見てほしい。4つの端子がある*1。つまりUSBは4本の信号線を使ってデータ転送をしているのだが、ピン方式では4本の線の先にそれぞれ小さいコネクタがついていてこれを一本ずつ繋いでいくのである。コネクタにはVCC、D-、D+、GROUNDの4つがあり、これを対応したピンに繋がないといけない。
さて実験台として以前買った3.5インチベイ用メモリカードリーダー/ライターを繋いでテストしてみたのだが、電源が入ったまま4本の線を一本ずつ繋いでいくと、「USBデバイス」としか認識されなくなってしまった。本来は「USB大容量記憶装置」か何かになるはずなのだが。デバイスドライバを入れなおしたりしてみたのだがまったく改善の兆しなしであった。まずい。壊れたか？結構高かった（3000円）のだが。
*1:CyberShotなどのデジカメに付属のUSBケーブルには端子が5つのものもある。5つ目が何をしているのかは知らない
